古代チョコレート ボナイユートとは?
2022/08/15
文化が感じられて、素材の味わいをしっかりと引き出されているお品を紹介いたします。
濃厚なカカオの香り
Antica Dolceria Bonajutoの古代チョコレート
通称:ボナイユート
古代チョコレートって?
時代をさかのぼって16世紀の大航海時代。当時のアステカ王国では現在のように”お菓子やデザート”ではなく、”薬やエネルギー源として”チョコレートが食されていました。その当時アステカとシチリアを征服統治していたスペイン人によって、遠く離れた地シチリアに『チョコレートの原点』とも言うべき製法が伝えられたのです。
ベースとなる材料はカカオ、砂糖のみ(※フレーバーによって変わります)、と極めてシンプル。
チョコレートを口溶けよく滑らかにする役割のレシチン(乳化剤)やカカオバターは不使用です。カカオの香りを逃さないよう45℃以下の低温で温めることが美味しさの秘訣。これにより砂糖が溶けずに残り独特のシャリシャリとした食感を生み出します。
アステカ時代にはレシピになかった砂糖が加えられているという点を除けばほぼ昔の製法のまま。『古代チョコレート』と言われる所以なのです。
どこで作られているの?
イタリアはシチリア島東南の町、バロック調の街並みが残る美しい町モディカに『アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート』はあります。
1880年にフランテェスコ・ボナイユートによって創業された老舗のドルチェリア。
”チョコレートの町”とも形容されるモディカには35以上ものチョコレートショップがありますが、その中でもボナイユートは一番の老舗として地元の人々に愛され続けています。
(真ん中の人物が現在の社長Pierpaolo Ruta氏)
〜製造工程〜
1. カカオの粒(種を挽いたもの)からカカオバターを取り除かず、
カカオの粒を滑らかにするために正確な温度にあたためペースト状にする。
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2. 砂糖、スパイスを加え混ぜ合わせる。
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3. 型に入れ温度を下げ固形化する。
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4. パッケージに入れて出来上がり!
どんな味?
袋を開けた瞬間からふわ〜んとカカオのとっても濃厚な香りが!
板チョコ状の表面は少し粉っぽく、口に含むと舌の上では砂糖がざらつき、カカオが滑らかに溶け出したりはしません。
300種類以上とも言われるカカオの複雑で濃厚な香りが一気に香り立ち鼻腔をくすぐります。
まさに”カカオの香りを楽しむチョコレート”といった感じです。そして何よ
りもその独特のシャリシャリした食感、素材感のある味わいは懐かしくて新鮮。
ひと口かじるだけでも元気が出てくるような、不思議なパワーを持ったチョコレートです。
『世界ふしぎ発見!』でも紹介されたこの老舗ボナイユートのチョコレートは登山家の方もエナジーチャージとして持ち歩かれるらしいです。
どこで買えるの?
五日市のShop”らふぃ木のみの里”にて取り扱っていますが、
ネットショップでこれから2018年冬の新作から紹介進めさせていただきます♪